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不正解

肝硬変について誤っているのはどれか。

肝右葉腫大が認められる。
ICG試験で排泄が停滞する。
血小板減少が認められる。
食道静脈瘤が認められる。
C型肝炎ウイルスによるものが多い。
66国試 AM14 臨床検査医学総論
みんなの正解率:80.6%
<chatGPT>による解説
肝硬変は肝線維化が進行し、肝機能が低下した状態を指す。特徴的な病態には、門脈圧亢進、肝機能低下、肝形態変化がある。

選択肢ごとの考え方  
  • 血小板減少が認められる  
  → 正しい。脾腫による血小板の隔離・破壊亢進や、トロンボポエチン産生低下が原因。

  • 肝右葉腫大が認められる  
  → 誤り。肝硬変では肝の萎縮が進行し、右葉は萎縮することが多い。一方で、代償性に左葉肥大を認めることがある。

  • ICG試験で排泄が停滞する  
  → 正しい。ICG(インドシアニングリーン)は肝臓で排泄されるため、肝機能が低下すると排泄が遅れる。

  • 食道静脈瘤が認められる  
  → 正しい。門脈圧亢進により、側副血行路が発達し、食道静脈瘤が形成される。

  • C型肝炎ウイルスによるものが多い  
  → 正しい。日本ではC型肝炎ウイルス(HCV)感染が肝硬変の主な原因となる。

まとめ
所見肝硬変での変化
血小板数低下(脾腫による隔離・破壊)
肝右葉萎縮
肝左葉代償性に肥大
ICG試験排泄停滞(ICG15分値↑)
食道静脈瘤門脈圧亢進により形成
主な原因C型肝炎ウイルスが最多

関連知識
  • ICG試験の基準値  
  • ICG15分値 <10% → 正常  
  • ICG15分値 10~30% → 軽度障害  
  • ICG15分値 >30% → 肝機能高度低下  

  • 肝硬変の分類(Child-Pugh分類)  
  • A(軽度) → ICG排泄遅延は軽度  
  • B(中等度) → 黄疸・腹水あり  
  • C(重度) → 肝不全に至る

肝硬変では、形態変化として肝右葉萎縮・肝左葉肥大を認めることが多いため、「肝右葉腫大が認められる」は誤りと判断できる。
※chatGPTによる解説は誤りを含む場合があります。正しくは教科書や関連図書を用いて比較確認しましょう。
  • ・肝萎縮(エコーで表面不整)
    ・脾うっ血による脾腫大&脾機能亢進(→血球減少)
    ・食道静脈瘤

    2024年1月28日23:34 m20d310aさん

  • 肝左葉腫大がみられる

    2023年11月21日18:23 mikanさん

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