Loading...
不正解
連続波ドプラ法を用いるのはどれか。2つ選べ。
66国試 AM17 臨床生理学
みんなの正解率:39.0%
<chatGPT>による解説
連続波ドプラ法(CWD:Continuous Wave Doppler) は、血流速度の高い領域を正確に測定するために用いられる。
特に 弁の逆流や狭窄による高速血流 の評価に適している。
連続波ドプラ法の特徴
- 高速血流測定が可能(通常 2 m/s 以上)
- 空間分解能が低い(どの深度の血流か特定できない)
- 圧較差の推定が可能(ベルヌーイの定理を使用)
各選択肢の解析
選択肢 | 測定手法 | 説明 |
---|---|---|
三尖弁逆流速度測定 | CWD | 逆流血流は高速となるため、連続波ドプラが必要 |
僧帽弁輸運動速度測定 | パルスドプラ(PWD) | 左室充満の動態解析に使用、低速血流の評価に適す |
左室流入血流速波形による左室拡張能評価 | パルスドプラ(PWD) | 低速血流を計測し、拡張機能を評価 |
僧帽弁閉鎖不全症の逆流弁口吸い込み血流の検出 | CWD or カラー | 逆流方向の視覚的評価にはカラーを用いることが多い |
大動脈弁狭窄症の弁口部圧較差推定 | CWD | 狭窄部を通過する高速血流を計測し、圧較差を算出 |
圧較差の推定(ベルヌーイの定理)
大動脈弁狭窄症では、狭窄部を通る血流速度 \( V \) を測定し、以下の式で 圧較差(ΔP)を求める。
\[\Delta P = 4V^2\]
例えば、狭窄部血流速度が 4 m/s の場合、
\[\Delta P = 4 \times (4^2) = 64 \text{ mmHg}\]
となる。
まとめ
- CWDは高速血流測定に適する
- 逆流(弁閉鎖不全)や狭窄(弁口部圧較差推定)で使用される
- 三尖弁逆流速度測定、大動脈弁狭窄症の弁口部圧較差推定に用いられる
- 低速血流の測定にはパルスドプラ(PWD)が適している
この知識を整理しておくことで、問題を正確に解答できる。
※chatGPTによる解説は誤りを含む場合があります。正しくは教科書や関連図書を用いて比較確認しましょう。
-
「カラードプラ法」- 僧帽弁閉鎖不全症の逆流弁口吸い込み血流の検出
「パルスドプラ法」- 僧帽弁輸運動速度測定、左室流入血流速波形による左室拡張能評価
※表示順は 投稿日で調整されます(最大20件)