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不正解
セントロメアにあるヘテロクロマチンを特異的に染色するのはどれか。
66国試 PM3 臨床検査総論
みんなの正解率:71.6%
<chatGPT>による解説
染色体の構造を観察する際、染色法の違いによって特定の部位が強調される。今回の問いは「セントロメアにあるヘテロクロマチンを特異的に染める方法」を問うもの。
各染色法の特徴をまとめると以下の通り:
染色法 | 特徴 | 染まりやすい部位 |
---|---|---|
C染色法 | ヘテロクロマチン(特にセントロメア周辺)を強調 | セントロメア、Y染色体長腕 |
G染色法 | Giemsa染色。バンドパターン解析に使用 | ATに富む領域(遺伝子少) |
R染色法 | Gバンドの逆。高温処理 | GCに富む領域(遺伝子多) |
Q染色法 | キナクリンで蛍光観察 | Y染色体やヘテロクロマチン部で強く光る |
NOR染色法 | 核小体形成領域(rRNA遺伝子)を染色 | 第13, 14, 15, 21, 22番染色体短腕の末端部 |
C染色法(Constitutive heterochromatin staining)では、
- 酢酸やアルカリ処理後にGiemsa染色を行う
- セントロメア周囲の構造的ヘテロクロマチンが選択的に染まる
- 染色体異常の検出やY染色体異常の判定などにも用いられる
セントロメア=染色体分裂時に紡錘糸が付着する構造で、構成的ヘテロクロマチンが集積しており、遺伝子発現はほとんどないが、構造保持に重要な領域。
選択肢の中で、C染色法がこの領域を最も特異的に染色する。よって、正解はC染色法。
※chatGPTによる解説は誤りを含む場合があります。正しくは教科書や関連図書を用いて比較確認しましょう。
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・G分染法:一般的方法
・Q分染法:Y染色体長腕末端部
・R分染法:不活化X染色体
・C分染法:動原体部(セントロメアに存在)
・NOR染色体:核小体
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