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不正解
逸脱酵素でないのはどれか。
67国試 AM42 臨床化学
みんなの正解率：76.9%
＜chatGPT＞による解説
逸脱酵素（leakage enzyme）は、細胞膜が損傷された際に細胞から血中へ漏れ出す酵素を指す。一方、非逸脱酵素は、分泌されるか、血中で活性を持つ酵素である。
以下に各酵素の分類を示す。
| 酵素 | 逸脱酵素 | 主な存在部位・役割 |
|---|---|---|
| CK（クレアチンキナーゼ） | ○ | 筋・心筋の損傷時に上昇 |
| AST（アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ） | ○ | 肝・心筋・骨格筋の損傷時に上昇 |
| LD（乳酸脱水素酵素） | ○ | ほぼ全身の細胞内に存在し、組織障害時に上昇 |
| ChE（コリンエステラーゼ） | ×（逸脱酵素ではない） | 肝臓で合成され、血漿中で活性を持つ |
| ALT（アラニンアミノトランスフェラーゼ） | ○ | 肝細胞障害時に上昇 |
- 逸脱酵素（CK、AST、LD、ALT）は細胞が損傷すると血中に逸脱する。
- ChE（コリンエステラーゼ）は、逸脱ではなく肝臓で合成・分泌され、血漿中で活性を持つため逸脱酵素ではない。
- ChEは肝機能低下（肝硬変・重症肝炎）や栄養状態の評価に用いられる。
したがって、正解は 「ChE」 である。
※chatGPTによる解説は誤りを含む場合があります。正しくは教科書や関連図書を用いて比較確認しましょう。